ヒトが何をしようがかまわないのですが
100％以上の力をかけた作品を横にして
出し惜しみしている作品を見るのは耐えられない。


したいことがあるなら本気でやればいいのに
格好ばかり気にして
やりもしない行為を見るのは作者の悪意を感じる。


方法論が確立していないのか。
それとも全てがおっくうなのか。

どちらにしろ
中途半端な想いで何事かを表現するのはやめてほしい。



ピカソがなぜ
キュビズムに行き着いたのか。
デュシャンがなぜ
オーダーメイド作品を発表できたのか。

それを厚顔で
作品として発表できる思考が理解できない。


彼らは
旧態依然とした西洋絵画の世界から
飛び出すために苦しんだ。

その苦しみの果てに
生み出された今までにない表現。
だからこそ孤高に溢れた
他に類を見ない芸術となりえたのだ。


流行や批判を恐れず
世間からエクスキューズを求めることを踏まえた上で
後付けの方法論を駆使し言論武装してまでも
彼らは
自分が表現したい作品を作る。


上っ面だけの作品に
関わっている時間など無い。

はっきり言って邪魔だ。