京都メトロまで「Mice Parade」を見てきましたよ。
良い音楽に曜日と場所は関係ナイ、と言い訳させてください。
実際行こうかどうか真剣に迷ったんだからー
メトロって初めて行ったのですが丸太町駅直結なんですねぇ。
終電あんまり気にせず楽しんでしまったわ。
実は・・・出口がよくわからなくて迷いました 笑
ギリギリに駆け込んで荷物をロッカーに預けてラムコーク飲んでたら
「アーティスト通ります!」の声に振り返るとギターを持った
Tom Brosseauがそばを横切っていきました。
置くに長いハコで妙に高低さがあるメトロ。
どこに居ればいいのかまったくわからん。
しかも良い感じに満員だし。
とりあえず初心者としてはPAのそばにあるベンチで腰を落ち着けました。
ギターとTom Brosseauの中性的なハイトーンヴォイスが耳心地よい。
控えめに爪弾くギターから不意に沸き起こったのは、以前に見た映画「
ママが遺したラブソング」の風景。
ジョン・トラボルタが夏のニューオリンズの空の下でボロ椅子に腰掛け、スカーレット・ヨハンソンが綿のワンピースを着てそばに寄り添っている、あの感じ。(レンタル出たら見て下さい)
派手な音楽もいいけど、やっぱり素朴で何の衒いも無い音はそれだけで魅力がある。
残念なのは・・・英語がまったくわからないので歌詞が理解できないコトか。
一部のフレーズは解ったけどねー
なんか悔しい。
ゆるーっと聴いたので
Mice Paradeは前で見よう・・・と思って移動。
段差のある階段付近でスタンバイしてたんですが、幕間にかけてる音がさ、かなりよかったのよねー
ついつい乗ってしまったらば、後ろで立ってた男子も入ってしまっててビミョーに当たってくるのでなんや怖なってやっぱり元の位置に引っ込んでしまった。
なので、ホンマにツインドラムやったのか?とかメンバーはどんな感じの編成やったのか?がまっっっったく解りません!!!!!
まぁしかし、音が聞こえればOKなんで楽しみましたが。
音合わせしてる時点に発しているギターの音で「あの曲だわ」とか思えるくらい音源そのまま。
そう、それが始まった時・・・ザワザワと足元から何かが上がってきた。
ギターのベースのドラムのヴィブラフォンの音の粒がおたがいの影響を超えて塊で来る。
それぞれが美しく煌めいてまるで多彩な鉱石のよう。
そこへAdam Pierceの大地のように深い声の歌がベースとなって、そのうえに空気みたいな女性ボーカル(Caroline Lufkinか?)がくぐりぬけて夢のような音が広がる。
CDでは完璧に計算されつくした音の配置が、今ここで計算を超えた状態で在るなんて信じられませんでした。
これは・・・なんなんやろか。
個人個人が確立してるアーティスト同士がこんなに個を独立させつつもひとつの音の表現に対して絡まっているなんて驚き。
しかもジャズプレイによくある技量ソロなんてまったくなくってお互いが出過ぎずしかし埋没せず絶妙なバランスなのね。
これは凄いコトですよ。
聞きたかった曲もまんべんなくプレイしてくれたので満足。
時間があっという間で短かったな(実際1時間くらいか?)。
最後のアンコールでプレイしてくれたのがかなり良かった!
あんまり手拍子とかしないんだけど一体感が欲しくてつい力入れてたたいちゃったわ。
行ってよかった。
もっかい見たい。
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